広がる美浜町の英語教育~想いを世界へ発信できる子どもたちに~
美浜町では、平成29年4月より小学校1年生から6年生までの全学年において「外国語活動」を始め、現在、4名の外国語活動指導員による英語教育の推進を図っています。英語は国際社会において多くの国の公用語であり、美浜町の子どもたちは国際社会で必要となる、相手の思いを理解し、自分の思いを伝える英語でのコミュニケーションの力を幼いうちから身に着けています。
美浜で9年間学ぶと、英語がしゃべれるようになる
美浜町の小学校の授業では、児童はまるで日本語を話すかのように、英語を聞いたり話したりしています。先生から発せられる言葉はほとんどが英語ですが、ジャスチャーをつけ相手の目を見て、楽しくコミュニケーションをとっています。英語で質問されても、内容を理解し、英語で答えることができるなど、美浜町の小学生は、質の高い授業を受けることができています。児童の9割以上が英語の授業を「楽しい」「おおむね楽しい」と回答しています。
小学校で英語を学ぶ美浜町の児童の特徴
- 耳で英語の音を入れる
- リズムと体で英語を楽しむ
- 英語をコミュニーケーションの道具として使うことができる
- 笑顔とアイコンタクト、心の底から英語を楽しむ
- 外国語活動指導員による質の高い授業を受けている
シェン国際交流員による英語教育
令和2年12月にシンガポール出身の国際交流員シェンさんが来日し、現在美浜町職員として働いています。シンガポールは、美浜町出身の偉人である江戸時代の船乗り「音吉」が航海中に漂流しその生涯を閉じた地であり、2005年に開催された愛知万博で一市町村一国フレンドシップの相手国となったことを契機として、小中学生の学校交流など友好交流を続けています。
そのご縁により、2020東京オリンピック・パラリンピック大会のシンガポールのホストタウン相手国にもなり、シェンさんはホストタウン事業を始め、国際交流推進、翻訳・通訳、教育活動のための学校訪問などの活動を行っています。

小学校での英語学習支援
小学校を訪問し、シンガポールの学校をクイズ形式で紹介したり、また、小学生が英語で発表をする場面などで学習支援を行っています。
シンガポール・ブルネイ・中国の中学生との学習交流
美浜町では、小中学生がシンガポールを訪問し、現地の学校で学びホームステイ体験を行う国際交流事業を行っています。現在は新型コロナウイルス感染症の流行によりシンガポール訪問は行っていませんが、令和3年度からオンラインでの学習交流を行っています。シンガポールに加え、ブルネイ、中国の3か国の中学生とオンラインビデオ会議システムZOOM(ズーム)を使い、互いの国の現状や学校紹介などを通して交流をすることで、シェンさんの語学面での支援をもとに英語を聞く・話す力を身に着けることができるだけでなく、異文化理解の学びにもなっています。


GTEC(英語4技能統合型テスト)の実施
令和4年度、小学6年生と中学2年生対象にGTEC(英語4技能統合型テスト)を実施しました。このテストは、英語の読む・書く・聞く・話す力をタブレット端末を用いて技能ごとに測ることができ、その結果をもとに、美浜町の子どもたちの英語力向上および英語力を数値として把握することで教員の指導力向上を目的としています。(この事業は、愛知県の「令和4年度元気な愛知の市町村づくり補助金(チャレンジ枠)」の補助金を活用しています。)
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更新日:2025年01月31日