住民すべてが生活の豊かさを実感できる社会の実現に向けて、快適な生活環境づくりや良質な水環境づくりが望まれており、汚水処理施設の整備が急務となっています。

美浜町汚水適正処理構想は、市街地や農村漁村地域を含めた美浜町全域の汚水処理施設の整備を、計画的かつ効率的に実現していくために策定するものです。本町では平成7年に策定し、社会のニーズや財政状況等に合わせて平成15年、平成23年に見直しを行いました。今回は前回同様、平成42年を最終目標年次とした3度目の見直しを行いました。

汚水処理施設　地区別構想一覧表

※小野浦地区、美浜緑苑地区は既に整備済みです。

今後の整備の見込み

本町は、見直した構想計画に基づき、整備済の農業集落排水（小野浦地区）及び集中浄化槽（美浜緑苑地区）以外は、従来どおり個別処理（ 合併処理浄化槽／個人設置型）により整備を進め、中間目標年次である平成37年までには、汚水処理人口普及率（注1）を約79％ にする方針としています。

しかしながら、現状の汚水処理人口普及率は、46.3％（平成25年度末）と低い普及状況となっており、普及促進するための方策が求められています。

そこで今後、補助金の見直しや、事業所や商店、集合住宅に対する新たな施策について検討していくと共に、財政状況を踏まえたその他の汚水処理手法の導入についても検討していく方針です。

注1：

汚水処理人口普及率とは、公共下水道、農業集落排水施設等、集中浄化槽、合併処理浄化槽の汚水処理施設の整備人口を市町村の行政人口（住民基本台帳人口）で除した指標で、次の計算式により計算されます。

汚水処理人口普及率（％）＝汚水処理施設の処理人口／行政人口×100